アモルファス乾式変圧器
特徴
アモルファス変圧器は、特に無負荷損(待機電力)を大幅に削減します。
変圧器には「負荷損」「無負荷損」という二つの電力損失が発生します。
負荷損とは、電気を使っている時に変圧器にかかる負荷電流によって発生する損失のこと。
無負荷損(待機電力)とは、受電状態で常に発生する損失のこと。
変圧器は長期間使用するものです。
無負荷損(待機電力)を抑えれば大きな省エネ効果が発揮できます。
無負荷損(待機電力)を抑えて省エネ効果アップ
変圧器のエネルギーロスを調べる際には「負荷率」を基準にします。
変圧器の稼働時間は複雑に変化するので、日負荷曲線を単位時間で区切り、段階状の棒グラフに見立てた等価負荷率を利用します。
需要家での1日の負荷変動による発生損失の例では平均負荷率40%、そこから判るように負荷率の低い時間帯での損失(無負荷損)を低減することが重要となります。
アモルファス変圧器は、この無負荷損が極めて低く、大きな省エネ効果があります。
主な仕様
冷却方式 | 乾式自冷式 |
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常規使用状態 | 屋内用周囲温度-5~40℃ (日間平均35℃以下、年間平均20℃以下) 標高1000m以下 |
適用規格 | JEC-2200(2014)変圧器及び JEM-1310(2001)乾式変圧器の温度上昇の限度及び 巻線基準温度(耐熱クラスH) |
耐熱クラス | H |
相数 | 単相 | 三相 | スコット |
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周波数(Hz) | 50または60 | 50または60 | 50または60 |
一次電圧(V) | F440-R420-400(50Hz) F460-R440-420(60Hz) |
210(100kVA以下) 420(100kVA超過 50Hz) 440(100kVA超過 60Hz) |
|
二次電圧(V) | 210-105 | 210 | 210-105 |
結 線 | 単相三線式 | ![]() |
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容量(kVA) | 30 | 30 | 30 |
50 | 50 | 50 | |
75 | 75 | 75 | |
100 | 100 | 100 | |
150 | 150 | 150 | |
200 | 200 | 200 | |
300 | 300 | 300 |
標準部品
銘板
接地端子
危険表示ラベル
オプション部品
車輪
ダイヤル温度計
混触防止板
防振ゴム
屋内ケース
(標準色 マンセル5Y7/1半ツヤ)