3相の負荷結線の違いによる注意点
回答
3相ヒーター負荷の結線方式にはΔ結線とY結線があります。どちらも実効電力値は同じですが、1相のヒーターが断線した場合に違いがあります。Δ結線の場合1相が断線しても各線電流は変化はあるが、流れています。負荷の電流値によっては、負荷断線検知が動作せず、運転を続けることになります。ただし、トランス負荷の場合は、負荷が不平衡となると偏磁が起こることが有り、過電流が流れてヒューズが切れやサイリスタ素子の破損することがあります。ただし、6素子(6アーム)タイプを使用すれば偏磁は起こりません。
Y結線の場合、各相電流の内必ず1相は流れなくなるので、負荷開放検知が働きパラコンの運転が停止します。
Y結線の場合、各相電流の内必ず1相は流れなくなるので、負荷開放検知が働きパラコンの運転が停止します。
採用例
2021.6.25:【電力調整器】電気ヒータ制御機器
2022.3.14:【FAQ】ヒータ温度制御