東洋電機に入社した動機はなんですか?
大学時代には電気工学を専攻していました。もの作りに興味があり、将来も仕事としてやっていきたいと思っていました。大学2年生の時、構内の掲示板にインターンシップの募集があり、将来のために何事も経験だと思って応募したのが東洋電機との出会いでした。
インターンシップは2週間の短い期間でしたが、CADでの設計のお手伝いや制御盤の検査業務を経験させてもらい、設計から製造、検査など一貫してひとつのものを作っていく仕事に惹かれ、入社を希望しました。入社後、インターンシップの時にお世話になった方から「当時のことを覚えているよ」と聞いた時は感慨深いものがありました。

どんな仕事をしていますか?
企業設備の盤(受配電盤や制御盤など)やコントロールセンタの設計、製造、検査、現地での調整などを行っています。おもに大きな工場やプラント、浄水場設備など、大規模な設備を制御する装置の設計と製造です。
私の所属する部署では、マイコン、FPGAを用いた基板の設計や製作、新規製品の開発をしています。その中でも、基板に組み込むソフト設計を担当しています。基板はあまり人の目に触れないため、地味に感じられるかもしれませんが、ソフトのバグが少しでもあるだけで、製品は製品としての役割を果たすことができず、人々の生活に重大な影響を与えてしまいます。あまり目立ちませんがとても重要なことだと感じながら仕事をしています。
仕事を通じて感じたことはありますか?
基板の設計のほかに、電力会社向けの監視ソフトを担当していました。社内でソフトを作成し、客先の電力会社で3カ月にも及ぶ現地調整を経験しました。その地区全体の電気を扱っているため、万が一不具合が生じれば、地域一帯が停電になってしまうと意識し、大変重い責任を感じながら作業を行いました。
とにかく不具合がないように、問題があれば客先や現地の電気工事担当者などと話し合い、協力して設備を整備し、見事に竣工となりました。長い間の現地作業や協力して作業を行うことで仕事を無事に終えることができたという達成感は、とても心に残っています。

- 6:30 起床
- 8:10 出社
- 8:30 朝礼
- 9:00 客先からのメール対応
- 10:00 ソフト設計
- 12:00 昼食
- 12:45 ソフト設計
- 15:00 ソフトのデバッグ
- 18:00 退社
- 19:00 夕食
- 20:00 プライベート
- 24:00 就寝
今後の目標を聞かせてください
現在行っているソフトの設計では、他者が作成したソフトの修正や改造も行います。その中で思うことは、自分のソフトは他の技術者が見ても読みやすいように作成できているかということです。ソフトは動作の要であり、一度作ったソフトは、何年、何十年と使うこともあります。何十年後かに見直すこともあれば、他の担当者に引き継ぐこともあります。
今後の目標としては、他の技術者が見てもわかるような、精度の高いソフト設計を目指していきたいと思っています。設計のルール作りを明確にし、設計の仕様書を残すなど、できることは進んで行っていきたいです。
就職するにあたり「この会社でやっていけるだろうか?」、「将来後悔しないだろうか?」と不安になるときがあると思います。この先何十年と仕事をしていくことを考えると、そう思ってしまうのは仕方ないことかもしれません。
ひとつアドバイスができるとすれば、将来の不安や選択を後悔しないかと考えても答えなど出ないし、誰にもわからない、ということです。
何かを選択するとき後悔しないようにと考えるのではなく、自分の決めた答えに、今の自分が一切妥協せず、納得ができるように選択をしたと思えるような心持ちで、就職活動に励んでいってほしいと思います。
